往復ビンタで損失膨らむ ~2023年4月第1週限月も敗北 4連敗目~

失敗

3月第3週限月に「ラーゲリーから愛をこめて」を見に行ってからの損失を引きずり続けて3週間。 今度こそは、今度こそはと思いつつ、失敗を重ねてしまっている。

3月第3週限月は、大幅な急落によってやられてしまい、

3月第4週限月は、もみ合いだったのに変動を想定した開始込みをして失敗し、

3月第5週限月は、上昇基調だったのに、余計な逆張り対応をしてしまい失敗、

そして今週の結果は、タイトルのとおりなのだが、今週の話をする前に、ここ最近使い始めた手法があるので紹介する。 その名も「カレンダーロールアップ」(勝手に命名)
簡単に説明すると以下の通り。

権利行使価格 31,500円で、コールオプションを52円で売る。

その後にATMが上昇し、コール売りがITMになってしまう。

この方法は、日経平均が頭打ちとなりそうなタイミングでやるべきである、断続的な上昇基調な時にやるとどんどんロールアップを重ねなければならないことになる。

なお、今週の失敗は、先週に仕込んだ「カレンダーロールアップ」に起因する。

先週(3月第5週限月)に仕込んだ今週(4月第1週限月)のポジションは下のグラフの⑥⑦⑧となる。

先週(3月第5週限月)のポジション
4月3日(月)

そして迎えた4月第1週限月の月曜日、4月3日。
先週末は28,000円をうろついていた日経平均が、いきなり200円ほど上昇し、「① P 28,375売」のポジション(先週の⑥のポジション)に肉薄する結果となった。

この様な中程度の上昇、下落局面では、ATMからの距離を保ちつつ、コール売・プット売を同時にロールアップやロールダウンすることで、当初の利益を確保しながら対処できるのでは無いかと考えた。
イメージ的には下図の様な感じである。

そこで早速、コール売りを手仕舞い、更に上のコールにロールアップした。

23-04 1W C 28,375 34円 1枚 → 115円で手仕舞い (-81,000円の損失)
23-04 1W C 28,625 44円 1枚

そして、下側のプット売をロールアップした。

23-04 1W P 27,375 34円 2枚 → 17円で手仕舞い (+34,000円の利益)
23-04 1W P 27,625 37円 2枚

ロールアップするタイミングが遅いのが明白で、コール売、プット売を同時に上にスライドさせたが、損失となってしまっている。 (ATMに近いポジションの方がデルタが大きいので、当たり前といえば当たり前の結果なのだが。)

月曜日時点の状況は以下の通り。

4月4日(火)

この日の日経平均は、上昇はしたものの、前日とほとんど変わらないレベルの値動きだったので、一安心。 月曜日のポジションをキープしてポジションに手を加えることはしなかった。

4月5日(水)

SQ週だと、水曜日は「魔の水曜日」と呼ばれる。 今週はWeekly SQ週なので、本来ならば「魔の水曜日」などとは呼ぶ理由は無いのだが・・・

魔の水曜日だった。

円高と米国株安が嫌気され、これまでの上昇機運が一転。
株価は28,000円をやすやすと突き破り、470円も急落した。
月曜日にロールアップした「プット売」が仇となった。

23-04 1W P 27,625 37円 2枚 → 94円で手仕舞い。(-114,000円の損失)

そして、もう下落はここで止まるだろうと、勝手に思い込んで1つ下の権利行使価格にロールダウン

23-04 1W P 27,500 60円 2枚

ロールダウンするのであれば、本来安全を見て2つ以上 下にある権利行使価格にロールダウンすべきなのだが、遠いポジションにロールダウンすればするほど、オプション売りで得られるオプションプレミアムが小さくなるので、ロールダウンしたことによる損失との相殺金額が小さくなる。

一旦は反発するだろうという思い込みもあり、また上記のような心理的作用(損失額を小さくしたいという気持ち)もあり、1つ下の権利行使価格へのロールダウンを選択してしまった。

そして、こう言う時は、往々にして裏目に出る。 そして実際裏目に出た。

4月6日(木)取引最終日

残念な事に、この日の日経平均は、更に下落した。
米国で市場予想を下回る経済指標の発表が相次ぎ、前日の米株市場が軟調だったことを受けて、日本市場も軟調な展開となった。 終値で 27,472.63円。 前日から340円の下落だった。

そう、前日ロールダウンしたポジションを終値で突き破ってしまった。
ITMになってしまった以上、手仕舞うしか無い。

23-04 1W P 27,500 60円 2枚 → 115円で手仕舞い。 (-110,000円の損失)

またもや大きな損失を出してしまったという事実を前にし、やはり損失を圧縮したいという思惑と、これ以上下がるのではないかと思うリスクの板挟みになった。

そして、選んだのはまたもや危険な「カレンダーロールダウン」

23-04 P 26,750 59円 2枚

ただ、ここまで来ると昨日の強気(これ以上は下がらないだろう)が吹っ飛んでしまい、一転弱気モードになる。 まだ下がるのではないか?という不安にかられ、⑦で仕込んだポジションを使ったレシオ・プット・スプレッドに転換させることにした。
つまり、翌週のプット買を入れた。

23-04 P 27,000 97円 1枚

同様に、翌週のコール売を入れておけばよかったのだが、今週頭のイメージ(急騰でまた焼かれるのでは?という不安)があり、何も仕込まず。
これで、今週の取引は終了。

4月7日(金) SQ日

4月第1週限月のSQ値は、27,542円97銭
この日はもみ合いで終わった。

今週の結果は以下の通り。

今週の損益は、-183,000円 (手数料を入れて、-183,733円)

3月第3週限月からの連続損失記録は続く・・・
一つの週の中で、上昇で損失を喰らい、2段階の下落で大損失を喰らうという、1週間の内に往復ビンタを喰らってしまった(涙)。

3月第3週限月(2023/3/15~3/17) -245,308円
3月第4週限月(2023/3/20~3/24) -19,188円
3月第5週限月(2023/3/27~3/31) -32,633円
4月第1週限月(2023/4/3~4/7)   -183,733円

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