先月の大損失のショックに加え、海外出張でブランクもあり、日本で腰を据えて取引が出来たのは今週からとなる。 ここ最近は、主にレシオ・スプレッド系のストラテジーを使い、利益を積み上げてきたが、まだ相場感覚が掴めていないことも有り、今週は裸売り主体のショートストラングルで乗り切った形となる。
2/3 金曜日 ~前週の仕込み~
前述の通り、前週もレンジ相場で、27,300~27,500円辺りを彷徨う展開だった。 相場観が戻っていないことも有り、高額のオプションプレミアムを狙わずに、兎に角今週日経平均が上がらないであろう権利行使価格を狙って、売り仕込みをした。
① 23-02 C 28,500 売 21円 1枚
大きなマーケットイベントもなさそうだし、何か有ったとしても、上に急激に上がることは無いだろう、との考えから1000円上の、28,500円に仕込んだ。
2/6 月曜日 ~とりあえず様子見~
この日は、特に仕込みもせず、ただただ、眺めるだけの1日だった。
月曜日に仕込んだポジション(C 28,500売)に届くことはまずありえないので、只々冷静に相場がどの様に動くかを見ていた。
ブログを2週間ほど休んでいたので、この日からブログを再開。 (ただし、相場の話は触れず、海外出張の話に終始・・・)
2/7 火曜日 ~レンジ相場と見てプット売を仕込む~
この日も月曜日と同じく、上がりもせず、下がりもせずという動きだった。
そんな事をしている間に、いたずらにオプションプレミアムが減価していくと感じたので、意を決してプット売を仕込むことにした。
② 23-02 P 27,125 売 24円 1枚
2/8 水曜日 ~一段下がったので、ポジションの組み換え~
相場は、マーフィーの法則に従うのか・・・ 「② P 27,125売」を仕込むや否や夜間に日経CFDが下がり始めた・・・
そこで、夜間取引で、先ずはプット側をロールダウンした。
② 23-02 P 27,125 売 24円 1枚 → 55円で手仕舞い
③ 23-02 P 27,000 売 34円 1枚
④ 23-02 P 26,875 売 21円 1枚
そして、コール側は利益を取るためにATMに近づけたポジションを仕込んだ。
⑤ 23-02 C 28,000 売 22円 1枚
日中の日経平均もズルズルと下がる展開。
既に水曜日。 後2日で恐らく、28,000円までは行かないだろうと確信し、利益確保のためのロールダウンを実施した。
① 23-02 C 28,500 売 21円 1枚 → 1円で利確
⑥ 23-02 C 28,000 売 12円 1枚
2/9 木曜日 ~安全確保のプットロールダウンをして取引終了~
取引最終日の木曜日。 一旦多少のリバウンドはしたものの、力強く上昇する感触はなかった。
恐らく不要かとはおもったが、「P 27,000売」をロールダウンした。
③ 23-02 P 27,000 売 34円 1枚 → 9円で利確
⑦ 23-02 P 26,875 売 4円 1枚
ATMが近いと、SQ日の瞬間まで、気を揉むことが多いが、今回はその様なメンタル的なストレスが無い状態にしたかったため、ロールダウンすることにした。
2/10 金曜日 ~穏やかにSQ日を迎える~
今週は大きな動きな無い上に、仕込んだ裸売りポジションも少し離れた場所に仕込んだため、何の事故もなく、SQ日を迎えることが出来た。
2023年2月限月のSQ値は、27,779円 75銭 であった。
無事に利益確保出来た。 (+73,000円の利益)
まとめと考察
Monthly SQ日の場合、外資の投資銀行が上に下に振って利益を荒稼ぎする、という傾向があったりするのだが、今週は先週に引き続きレンジ相場で、それほど大きく振れなかった一週間だった。
結果として、普通レベルの利益が取れた週となった。
因みに過去2週間の振れ幅は以下の通り。
(※月曜日の寄り付きから金曜日の寄り付きまでの振れ幅で見ている)
2023年2月第1週限月
WKLY高値 27,547.67円
WKLY安値 27,302.22円
振れ幅 245.45円
2023年2月限月
WKLY高値 27,821.22円
WKLY安値 27,424.69円
振れ幅 396.53円
ここ2週であれば、果敢にショートストラングルを仕込めればそれなりに儲かった週であった。(いつものタラレバ論)
実際のところは、この振れ幅の小ささに救われて、今週の損益は、+73,000円の利益だった。(手数料を引いて、+72,020円の利益)
来週14日には、日銀総裁後任人事あり、米国消費者物価指数(CPI)有りで、波乱となりそうだ。
また、日経CFDの週足を見てみると、これまた下がりそうな形をしている・・・
さて、来週はどの様に迎え撃てば良いのか・・・
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