波乱相場における妙手と悪手 ~2023年3月第3週限月 月曜日(3/13)~

日経225オプション

米国はサンノゼ銀行破綻に伴い軟調な状態。 そのアオリをうけた日経平均もいきなり28,000円を切る展開だった。

3/13 日経平均 日中 5分足

前日に、たまたま他の方の投資ブログを目にする機会があり、そこに東日本大震災の時のオプション取引の混乱の様子がありありと記録されていた。 幸か不幸か、私自身はそのような経済的、自然的大災害の時に取引をした経験が無い。 ただ、これまで多少なりと急落にみまわれた経験はあるので、突然急落するというパニック状態はなんとなく想像できた。

今回も、1銀行の破綻で、金額規模も大きな金融機関では無いものの、何かのきっかけで急落が起こる可能性はあると感じたので、相場が始まる前に、手を打とうと考えていた。

なお、前週にレシオ・プット・スプレッドを組んでいた。


幸運なことに、先物・オプション取引は株式相場が始まる15分前から取引ができるので、日経CFDが 27,900円付近だったタイミングで、以下の仕込みをした。

  23-03 3W P 27,000 30円 2枚

③を仕込んだことで収益カーブは以下のような形になる。

P 27,000円なんかに何故こんなポジションを仕込んだのか。
期中損益チャートで遊んでいて気が付いた事があったからだ。

青い太線が今日3/13(月)、薄くなるほど先の日付になる。
このグラフからすると、仮に大きく下落しても水曜日までであれば、途中で手仕舞っても最悪トントンになる。
その御蔭で、今日の日中は何のストレスもなく、過ごすことが出来た。 我ながらうまく仕込めた。(これが「妙手」)

しかし!

またまた、やらかしてしまう。
今日の日経平均は、終値で27832.96円となり、一旦は下落が止まったかに見えた。 そこで、やめておけば良いのに、折角絶妙なタイミングで仕込んだ③を僅かな利益で利確してしまう・・・

  23-03 3W P 27,000 30円 2枚 → 35円で利確 (+10,000円の利益

そして案の定、夜間取引では欧州市場の軟調を反映して、日中以上の下落に見舞われてしまう。

本当に、アホというしか言いようがない。 こんなところで悪手を打ってしまうとは・・・

色々考えた末に組んだポジションをいくらか変化させた。

  23-03 3W P 27,625 76円 2枚
   → この内1枚を、350円で手仕舞い(-274,000の損失

そして、ロールダウンした。

  23-03 3W P 27,375 235円 1枚

これにより、下側の損益分岐点を27,100円付近に移動させた。

更に、コール側に、コールの裸売とレシオ・コール・スプレッドを組んだ。

コールの裸売り
 23-03 3W C 28,500 33円 1枚

レシオ・コール・スプレッド
 23-03 3W C 28,000 76円 1枚
 23-03 3W C 28,250 32円 2枚

最終的には、以下のようなポジションになった。

これ以上下がらないことを祈りつつ、眠りにつくことにする。

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