個人投資家で財を成している人は、パチンコや麻雀などの経験がある様に思う。(全員のプロフィールを確認した訳では無いが・・・) 投資は賭け事では無いが、考え方や、メンタル的には似通っている点があると思う。 本書は10年以上前に出版された本ではあるが、共通点はあるかと思い読んでみた。
裏麻雀界で20年間無敗を打ち立てた伝説の雀鬼、桜井章一氏による、生き方指南本。
画一化された価値基準を打破し、自分唯一の人生を歩むための考え方を桜井氏の観点からアドバイスするもの。
一例として、現在巷にあふれている啓発書にモノ申している。
啓発書では、計画を立ててそれに進むことを推奨しているが、桜井氏はそれを否定する。 それは人それぞれなので、価値観の一方的な押し付けは良くないという。 啓発書を一般論で丸めてしまい、その様な書籍全般を一蹴するのはどうかと思うが、優等生だけでなく色々な層の人間を見てきた桜井氏だからこそ思いに至ることが出来る考え方なので参考になった。
桜井氏が読者に訴えたいことは、人間は変化の中に生きている為、やわらかい考え方、生き方をすることが必要ということ。 桜井氏が本書で述べた金言で参考になる部分は以下の通り。
■やわらかく生きるためのキーワードが、「臨機応変」「適材適所」「柔軟性」。
■状況も変化すれば、人も変化する。 人が言うことが変わるのも「変化」である。
■自己、自我へのこだわりを捨て、他人を常に認識する。
■社会の常識というものに自分から合わせて、進んで社会の奴隷になっている。
■気付いた人が気遣いをする。
私見ではあるが一つのものを深く極めると自然の摂理が見えてくると考えている。 桜井氏の言葉は粗削りだが、麻雀を通して体感してきた人生の本質というものが窺い知れる。


