私の日経225オプション取引 凋落の軌跡(13)~SQ日夜間取引での攻防~

失敗

これまでの話は「凋落の軌跡 まとめ」ページを参照のこと。

2021年9月第1週限月の悲しき結果と、SQ日に起こった不測の事態の話は、以下のリンクを参照のこと。

Weeklyオプション取引をしているのであれば、通常SQ日(金曜日)は小遣い日(首尾よく勝てていれば)であり、翌週の戦略を考える日でもある。

従い、通常であればSQ日(金曜日)は心穏やかに過ごす1日である。 しかし、異常なまでに上昇を続ける日経平均を前に、損失を止めることが出来ない私がいる。

9月3日の終値は、29,128円11銭

いい加減、もうそろそろ、上昇は止まるだろう・・・

そう思い続けて、コール売オプションを上へ上へとロールアップしていた。


そして、16:30から始まる9月3日の夜間取引。
日経先物は、この日の終値に近い、29,125円付近から始まった。

しかし! 日経先物はジワリと上昇を始めた。

これに、現存するポジションを重ねると以下の通り。

おおお・・・・ 「⑥ C 29,375売」が既にやばい!
ただ、「もう、損失は出したくない」という気持ちに囚われていた事で、損切りの決心がつかないでいた。

そこで、「C 29,375」を手仕舞うのではなく、禁断の(?) “同額オプション買い”をした。

 ⑭ 21-09 C 29,375 250円 1枚

下がったときに、このオプション買いを手仕舞えば、そのまま「C 29,375売」を手仕舞うよりは、損失が小さくなると考えた。

下がれ下がれと祈りつつ、様子を見ていたが、下がる様子は全く見られず・・・

それどころか、夜の10時付近で、日経先物はふわりと上昇する素振りを見せた・

もぉぉぉぉぉ~~~~!
どこまで上がるねん!

「C 29,500売」ももう危ないので、処置をすることに。

これも手仕舞って損失を確定させる勇気がなかったので、またまた同額のオプションを買うことに。

21-09 C 29,500 255円 1枚

そして、手仕舞ってはいないものの、ロールアップさながら、コール売りを追加で入れた。

21-09 C 30,000 110円 1枚

日経先物が少し下がった瞬間を見て、これから下がると見た私は、先程仕込んだばかりのオプションを手仕舞うことにした。

 21-09 C 30,000 110円 1枚 → 57円で利確 (53,000円の利益

そして、⑮「C 29,500買」の方だが、日経平均が下がり続けると思って、損失を最小化するために手仕舞った。

 21-09 C 29,500 255円 1枚 → 155円で手仕舞い(-100,000円の損失

しかし、
それをあざ笑うかのように、一回下がった日経平均は、また上昇し始めた。

こんなギリギリの攻防、しかも「2021年9月限月」の週は、まだ始まってもいない・・・
日経先物が気になってしまって寝れないし。

心の安定を考えると「C売り」を手仕舞うしか無い。
しかし、損失確定が怖い私は、またもや”同額オプション買い”を仕込んだ。

21-09 C 29,500 170円 1枚
21-09 C 29,750 100円 1枚

21-09 C 29,625 180円 1枚
21-09 C 30,000 77円 1枚

ATMに近い2つのコール売り「⑦C29,500売」「⑧C29,625売」に対して、コール買いで擬似的に手仕舞いし、⑱⑳へロールアップした。

「C29,500買」を手仕舞ったばかりなのに、また同じ買いオプションをするという意味不明な挙動。

本当に心乱されるとはこういうことか、と身にしみて実感した。

この時点での2021年9月限月の確定損益は、-405,000円の損失
やってもた・・・

オプションのポジションは、以下の通り。

その場その場で、売ったり買ったりしてしまったので、本当に訳がわからん状態に陥りつつあった。

疑似ロールアップで、応急処置は出来たので、取り敢えず寝ることにした。
勿論朝起きたら日経先物が下がっていることを祈って。

(つづく)

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