2022年9月第5週限月の振り返り ~大反省会~

振り返り

ここのところ、相場の乱高下に何とか対応し、利益を積み重ねてきたが、今週は見事に失敗してしまった。 昨日のブログに書いたが、今週は-350,335円を食らってしまった。

詳細は以下の通り。

 今回の失敗は昨年の大失敗とは性質が異なっていると思っている。 (過去の失敗事例については、「凋落の奇跡」でおいおいと書いていこうと思う) もちろん相場の大波乱で、どうしても損失が避けられないケースもあると思うが、今回はそれでも何とか避けることが出来た相場だったのではないかと考えている。
自分が何を思ってその様な判断をしたのか、そしてその判断の結果、利益となったか、損失となったかは別にして、その判断は正しかったのかを検証したいと思う。

1. 先ずは外的要因なのだが、前週のSQ日(9/22)の終値が、27,153.83円であるのに対し、9/23の祭日中に下落し、9/26の終値ベースでは、722円も下落した26,431.55円となった。
その状況下、祝日取引が始まったことあり、9/23にプット売り(実際はクレジットスプレッド)を仕込んでしまった。 値幅を取ったつもりだったが、9/26の大引け時では、ATMがポジションにかなり近づいた状態になった。


2. 次に、火曜日(9/27)がもみ合ったため、これ以上は下がらないかもしれないとの予想から、利益を積み上げる目的で、 「C 25,750売」を仕込んでしまう。 下落相場だったので、もう一日様子を見るという選択肢も有ったが、日経平均が上昇する場面もあり、焦って仕込んでしまった。


3. そして、水曜日(9/28)に突然のAppleショック! 恐らくこれがなければ、26,500~26,600円付近でもみ合っていたと思われる。(あくまで勝手な予想だが)
9/28のブログでも書いたが、この日の一番底で、「P 26,125売」を手仕舞ってしまい、最大損失を食らってしまった。
上記2.の④の仕込みと、さらに下落するかもという恐怖が、判断を誤らせた。


さて、それではどうすればよかったのだろうか。
日経平均の急落という外部要因はどうしようもないので、私が打った手段を検証する必要がある。 -36.5万円の損失を出してしまった所からの選択肢を、冷静に考えれる今検証したいと思う。

■選択肢1. クレジットスプレッド①②とその下に仕込んだ④「P 25,750売」を同時にロールダウンする。

■選択肢2. 一番下に仕込んだ「P 25,375売」を利確(または、少ない損失で手仕舞い)し、25,500円または25,625円に3枚のP売を仕込んで損失をリカバリーする。

実際、この選択肢は相場をにらみながら考えていた。(なお、「③ P 25,375売」を利確、または手仕舞う理由は、証拠金の額が多くないため、バックアップで仕込むP売の枚数を稼ぐためである。 )

「①P 26,125円売」を手仕舞った時、P 25,625円のオプションプレミアムが、180円前後だったため、本来ならばこの手を打てばよかった。 ただ、日経平均がどこまで下がるか分からない中、躊躇しているうちに、日経平均が上昇し始め、P 25,625円のオプションプレミアムが減価し始めて、旨味がなくなってしまった。 結果手を出さずに終わった、というのが事の経緯である。

一応、シミュレーションもしてみて、悪くはなかったのでやってみれば良かったと後悔している。
以下は、「P 25,625売」を130円 x 3枚で仕込んだ時の損益シミュレーションである。

選択肢2の利益表
選択肢2の利益グラフ

やはり、下落時は恐怖に駆られる為、冷静な判断が出来ないのだろう。 色々と教訓がある一週間だった。 これからどの様に活かすかを考えたいと思う。

選択肢2が出来れば良かったのだが、それ以外でも、検証2.の「④ P 25,750売」仕込みさえ無ければ、今回の波乱相場は、少額利益か少ない損失で乗り切れたと思っている。 (実は、別証券口座でもゆるく取引をしており、前述の1.と近い位置にクレジットスプレッドを組んでいた。こちらは、それ以上何もしていなかったので、首尾よくロールダウンして、今週は利益に出来た。)
では、「④ P 25,750売」の仕込みを踏みとどまることが出来たか?と言えば、自信が無い。 何か判断材料を見つけてマイルール化する必要がある。

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