これまでの話は下記を参照のこと。
私の日経225オプション取引 凋落の軌跡(1)
私の日経225オプション取引 凋落の軌跡(2)
全体像が分かるように凋落マップなるものを作ってみた。
緑部分が累積利益を出せていた期間で、赤色部分が累積損失になっている期間である。
前回は、4月第4週限月で初のマイナスを出した時の失敗ポイントについて話をした。
今回は、その翌週の4月際5週限月について触れようと思う。
改めて、2021年4月の成績は以下の通りとなる。
- 2021年 4月第1週限月(4/2) 51,010円
- 2021年 4月限月(4/9) 179,654円
- 2021年 4月第3週限月(4/16) 80,822円
- 2021年 4月第4週限月(4/23) -98,707円
- 2021年 4月第5週限月(4/30) 352,849円
この4月第5週限月から、危険な道のきっかけが醸成されることとなる。 そう、今までのポジション数では飽き足らなくなったので、
口座に資金を投入して証拠金を積み増ししてしまう。
酸いも甘いも経験して、リスクとどう向き合うかを経験した後であれば、証拠金を積み増して相場に挑むのはアリだと思うが、オプション取引の怖さをまだ知らないズブの素人が、裸売りのポジション数を増やす目的で、証拠金を積み増すのは恐ろしいことである。 (と、今だから言える) ただ、この時点ではまだそれを理解していない。
この時のポジションは以下の通りだった。
見てお分かりの通り、コールの裸売りを6個も入れている。(1つコール買を入れているので、証拠金的には、5個のコール売り分耐えれるお金を口座に入金したことになる。)
そして、昨今の乱高下相場から考えると信じられないくらい、この時は変動していない。 今なら怖くてこんなATMに近いポジションを裸売りで仕込めない・・・・ 無論、いろんな情報源を参考にして、上値が重いと判断したからだと思うが。
(ただ、その反面、ATMが近づいてきている「P 28,625円売」をキープするという、危険極まりないことをすんなりとやってのけている当時の私・・・)
この週に利益が出たのは、”相場がそれほど動かなかった”という外的要因によるものであったが、30万円以上の利益を一週間で出せたことも相まって、だんだんそれが、自分の実力であると勘違いするようになっていった。
(つづく)
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