損大利小を突き進む ~2023年5月限月 ~

振り返り

何とか、連敗を止めた2023年4月第4週限月。
ただ、余計なことをしたが為に折角の利益を減らしてしまった。

リカバリーしなくてはならないが、この様な有様では道のりは遠い。

5月第1週限月 ゴールデンウィーク

前週の4月第4週限月の終わりに、次週の仕込みをしようと、5月第1週限月のオプションプレミアムを観察していたが、妙にオプションプレミアムの金額が小さく、売り仕込みをするには適さないレベルであった。

それもそのはず。 翌週はゴールデンウィーク。 取引できる日数は限られている。
5/1(月)が取引最終日、5/2(火)SQ日。 むむむ。

結果、5月第1週限月はスキップして5月限月でトライすることにした。

4月29日(土) 朝3:00

夜間取引なので、限月としては5月第1週限月。 この時間に日経CFDが29,000円を超えてきた。
ここで最初の仕込みをした。

23-05 C 29,625 55円 1枚

ここで仕込んだ理由は以下の2点。
1. 29,000円なので、ここで一旦跳ね返さて下落するのではないか?
2. 週末の2日間で時間価値が剥がれ落ちて①が利益になるのではないか?

また、29,000円を突破したら上昇の圧力は減少し、29,500円辺りで跳ね返されるだろう、との読みがあり、29,625円で仕込んだ。

5月1日(月)

予想を裏切って、日経平均は29,000円の上で推移。 29,100円も超えてきた。
終値は、29,123.18円。

完全に読みは外れた・・・

5月2日(火) 5月第1週限月のSQ日

仕込んでいるオプションが5月限月なので、このSQ日はあまり関係ない。
今回の取引は、単に2週間という期間のある取引になっている。

ここで、29,200円を超えてきた。 うーーん。 まずいのかなぁ・・・
対策も兼ねて、追加のコールオプションを仕込んで、レシオ・コール・スプレッドの形にした。

23-05 C 28,875 130円 1枚
23-05 C 29,625  63円 1枚

そして、この時はまだ反落があると思っていたため、プット側にもレシオ・プット・スプレッドを仕込むことにした。

23-05 P 28,500 69円 1枚
23-05 P 28,125 35円 2枚

今回は実験的に更にその下にもレシオ・プット・スプレッドを入れてみた。

23-05 P 27,750 21円 1枚
23-05 P 27,500 15円 2枚

レシオ・プット・スプレッドを2つ入れると利益曲線の形はこの様な形になった。

これ・・・ バタフライスプレッドに、プット売を加えた形ですわ(汗)
ただ、最初のレシオ・プット・スプレッドだけならば、27,750円辺りから急激な損失に転落するので、損益分岐点を少し後ろにずらす効果はあったのかな?と。

ここまでのポジションは以下の通り。

猫耳スプレッドを形成したが、5/2の終値は29,157.95円。 コール側の損益分岐点に近い。
コール側は、29,875円以下であれば何とか利益となる形。

通常であれば、問題のないポジションなのだが、SQまで後1週間半ある状態なので、少しリスクの高い布陣なのかと思いつつ、このままゴールデンウィークに突入した。

5月8日(月)~5月9日(火)

読みどおり(?)ゴールデンウィーク中の米国市場はそれ程動かず。 ゴールデンウィーク明けの日経平均も、もみ合いの様相を呈しており、29,000円~29,250円で推移していた。(5/8は一時29,000円を割った。)

それもあり、もう少し様子を見ようと思い、ポジションには手を付けず静観した。

5月10日(水) Monthly SQ日まで後2日

いよいよSQ日まで後2日となり、そろそろメンテナンスを考えなくてはならない状況となってきた。

期待していた急落は起こらず、プット側に仕込んだレシオ・プット・スプレッドx2個は無駄になりそうだ。 放っておいても損失にはならないので、ワンチャンを狙ってそのままにしておくことにした。

そして、コール側のレシオ・コール・スプレッド。
ここもそのままにしておこうと思った矢先、夜間で日経先物・CFDが下落に転じた。

一時は29,000円を割り込む状態。

よしっ! レシオ・プット・スプレッドが利益になるかも!

その一方、29,000円を割ったのであれば、レシオ・コール・スプレッドに引っかかる見込みはなくなるだろうと考えた。
この急落でレシオ・コール・スプレッドを支えている「C 29,375買」のオプションプレミアムもかなり剥がれてきており、手仕舞って少しでも利益にしたほうが良いのではないかと思い始めた。

よしっ! 「C 29,375買」は手仕舞いだ!

23-05 C 28,875 130円 1枚 → 20円で手仕舞い (-110,000円の損失)

そして、その他のポジションには手を付けず、この日の取引を終えた。
ポジションは以下の通り。

5月12日(金) Monthly SQ日

5月11日の取引最終日ももみ合っていたので、ポジションには手を付けず。 そのまま、5月限月のSQ日を迎えた。

2023年5月限月のSQ値は、29,235円0銭であった。

Monthly SQ週だったので、乱高下があるかと思っていたが、終わってみればもみ合いの週であった。

2023年5月限月の損益は、+18,000円(手数料を引いて、+16,357円)だった。

3月第3週限月(2023/3/15~3/17) -245,308円
3月第4週限月(2023/3/20~3/24)  -19,188円
3月第5週限月(2023/3/27~3/31)  -32,633円
4月第1週限月(2023/4/3~4/7)   -183,733円
4月限月   (2023/4/10~4/14) -456,212円
4月第3週限月(2023/4/17~4/21)  -87,138円
4月第4週限月(2023/4/24~4/28)  +8,745円
5月限月   (2023/5/8~5/12)  +16,357円

相変わらず利益が少ない・・・
何とか利益にはなったが、今までの事を考えると、損小利大の真逆の、損大利小を突き進んでいる(汗)

損失にならなかっただけ良いが、それでも余りにも読みが外れすぎる。
それは、市場環境的には海外投資家が日本株を買いまくっている状況下、今までの考え方から逸脱できず「逆張り」を続けているからだ。

そして、その考え方の間違いが、翌週以降に更に大きなダメージを与えることとなる。
(余りにも酷すぎて振り返りたくないが・・・)

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