2023年2月第4週限月の振り返り ~デビットスプレッドに引っかからずに着地~

振り返り
2/17 金曜日 ~前週の仕込み~

ここ数週間、日経平均は膠着状態が続いていた。 また、VIXや日経VIは低い値で推移していることもあり、そろそろ下がる頃かと思った。 そこで、今週は、単純なショートストラングル(裸売り)に頼らず、プット側のデビットスプレッドを組んでみることにした。

 23-02-4W P 27,125 50円 1枚
 23-02-4W P 27,000 32円 1枚

仕込んだタイミングのミスもあるが、SQ値が27,125円以上であれば、18,000円の損失となる。このデビットスプレッドを以て組2月第4週限月の取引を開始した。

2/20 月曜日 ~久々のレシオ・コール・スプレッドを仕込む~

この日の日経平均もほとんど動きがなかった。 コール側の裸売りをしようかと思ったが、株価が上昇した時に大きな利益になるように、レシオ・コール・スプレッドを組むことにした。

 ③ 23-02-4W C 27,750 51円 1枚
 ④ 23-02-4W C 27,875 26円 2枚

そして、デビットスプレッド分の損失を補うために、さらにコール売りを実施した。

 ⑤ 23-02-4W C 28,000 12円 1枚

2/21 火曜日 ~動かない日経平均を静観する~

この日も、前日と同様ほとんど動かない日だった。

本当はプット売りを入れて、少しでも利益を稼ぎたかったところだが、「日経平均は下がるはず」と信じ込んでいたので、プット側にはデビットスプレッド以外を仕込むことを差し控えた。

取り敢えず火曜日は様子見を決め込んだ。

2/22 水曜日 ~取引最終日に遂に日経平均が下落~

前日夜間取引にて、米国市場が下落したのを受けて、遂に日経平均も下落に転じた。 終値ベースでは、デビットスプレッドに引っかかるという私にとっては好都合な状況が生まれた。
このタイミングで、デビットスプレッドの下にプット売を仕込んだ。

 ⑥ 23-02-4W P 26,750 13円 1枚
 ⑦ 23-02-4W P 26,750 17円 1枚

翌日2/23(木)は祝日のため、この日が取引最終日で、SQまでに1日、間が空くという特殊な週だ。

2/25 金曜日 ~Weekly SQ日~

取引最終日の2/22の終値は、プット側のデビットスプレッドに引っかかっていたので、大きな利益になることを期待していたのだが、残念ながらSQ値は、デビットスプレッドより少し上の、27,183円で着地した。

今週の損益は、+25,000円の利益だった。(手数料を引いて、+23,614円の利益)

まとめと考察

2月における日経平均の変動幅は以下の通りだ。

2023年2月第1週限月
 WKLY高値 27,547.67円
 WKLY安値 27,302.22円
 振れ幅 245.45円

2023年2月限月
 WKLY高値 27,821.22円
 WKLY安値 27,424.69円
 振れ幅 396.53円c

2023年2月第3週限月
 WKLY高値 27,727.66円
 WKLY安値 27,266.94円
 振れ幅 460.72円

2023年2月第4週限月
 WKLY高値 27,538.29円
 WKLY安値 27,046.08円
 振れ幅 492.21円

(※振れ幅の値は、月曜日の寄り付きから金曜日の寄り付きまでで計算している。)

今週(2月第4週限月)の振れ幅が一番大きいが、これはこれまで膠着状態にあった日経平均が、久しぶりに動いたことによるものだ。

そろそろ大きな下落が来ると思っていたのだが、今週もその様な事態は発生しなかった。

米国側では、金融引締が継続する可能性が出てきたということで、軟調な展開になりつつある。 以下が主要3指数の日足となるが、直近では3指標とも下落トレンドとなっている。

米国ダウ 日足
米国 NASDAQ 日足
米国 S&P500 日足

日経平均も、米国指標に揺り動かされて、下落するものの、米国長期金利の上昇が、為替の円安を招き、逆にそれが日経平均にとっては良い効果となって、下落幅が限定される傾向にある。

米国市場が下落トレンドに転じたとすると、日経平均もその影響を受けてジワジワと下がる可能性はある。 中々読むのが難しい局面ではある。 兎に角、利益は少なくても良いので、損失だけは避けるように進めていかなければならない。

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