私の日経225オプション取引 凋落の軌跡(11)~悲劇の第1章が幕を閉じる~

失敗

これまでの話は「凋落の軌跡 まとめ」ページを参照のこと。

2021年8月30日(2021年9月第1週限月)のこれまでのお話は以下のリンクから。

前回のブログのおさらいを少々。

  • 9月1日時点での実際のポジション状態は以下の通り。
  • そして、9月1日の夜間取引においては、日経先物は更に上昇を続け、仕込んでいた
     C 28,250 / C 28,375 / C 28,500
    の全てのコールオプションをすべてぶち抜いてITMとなっていた
  • 2021年9月第1週限月における、9月1日(水)までの累計損失は、-687,000円

この状態で、9月2日(木)の朝を迎えることになる。

2021年9月2日(木) 2021年9月第1週限月の取引最終日

夜間取引で反転する事を期待したが、前述の通り反転はせず・・・

ここまで来たら、損切りしかないと思いつつも、場が開けると「利益確定の売りで、日経平均が急落するのではないか」、という淡い期待も抱きつつ、一旦寄り付きの様子を見ることにした。

しかし、日経平均はまだ上がる・・・
ここまで裏目に出ることある??

もう、損切りの一択しかないことは、頭ではわかっている。 ただ、その損失額を思い浮かべると、すぐには手が動かない・・・

ええい!損切りだ! (先ずは、C 28,250円から)

  21-09 1W C 28,250 38円 1枚 → 295円で手仕舞い(-257,000円の損失
21-09 1W C 28,250 48円 1枚 → 295円で手仕舞い(-247,000円の損失
21-09 1W C 28,250 71円 1枚 → 295円で手仕舞い(-224,000円の損失

一撃で、-728,000円の損失の損失を食らってしまった・・・
昨日までの損失額を一発で超えてしまうという愚の骨頂・・・

しかも、あるあるだが、損切ったあとに日経平均は下がるという・・・

とはいえ、このまま放っておいても、既にITMになってしまった状況は大きく改善しないと考え、泣く泣く「C 28,375売」も手仕舞うことにした。

  21-09 1W C 28,375 31円 1枚 → 215円で手仕舞い(-184,000円の損失
21-09 1W C 28,375 33円 1枚 → 215円で手仕舞い(-182,000円の損失

更に更に、-366,000円の損失の損失・・・

おおおおお(涙)
なんてことだ・・・ やっちまった・・・

これは・・・これは・・・もしかして、今日だけで100万円以上の損失になったのでは?!

今日は、2021年9月第1週限月の取引最終日。
この週のオプションの価格は、既に時間価値は剥がれ落ちているため、少額になっており、これ以上仕込む意義を感じなかった。

だがしかし!

性懲りもなくもう一つ、いや2つ仕込んでしまう・・・

オプションプレミアムが剥がれ落ちているせいもあり、それほど離れたところではない位置に仕込んでしまう。

21-09 1W C 28,625 28円 2枚

そして更に、翌週のオプションを仕込むことで、少しでも損失を取り返そうと思ってしまった。

これは流石に、離さないとまずいだろうということで、上の方に仕込むことにした。

21-09 C 29,125 28円 1枚

大損失を食らったものの、もう今週は大逆転の手は打てるはずもなく。
この日の大引けを迎えてしまえば、2021年9月第1週限月のオプションはそれ以上どうすることもできず、翌朝の寄付きのSQ値に賭けるしかない。

大引け前の時点で、「C28,500売」は既にITM。 最後に仕込んだ 「C28,625売」も、ATMからそれほど離れていない、という状況だった。

ただ、今週始まってから、既に700円も上昇しており、いくら何でもそろそろ天井だろうと思っていた。 その為、「C28,500売」x1枚、「C28,625売」x2枚については、手仕舞うことはせず、SQに身を委ねることにした。

その後、9月2日取引最終日の日経平均は大きく動かず、そのまま大引けを迎えることになった。

2021年9月第1週限月の損益は、大損失であることは火を見るより明らかなのだが、とりあえずSQ日を待つことにした。 9月2日時点でのポジションは以下の通り。

2021年9月2日(木) 夜間取引状況

取引最終日を迎えてしまったので、仕込んだオプション自身はもうどうしようも無いのだが、夜の日系先物の動きは気になるものだ。

特にITM状態で、「C 28,500売」を放置しているので、夜間取引で日経先物が下がってくれないと、このポジションは、それなりのマイナスになってしまう。

しかし、日経先物は、28,600円~28,700円付近をウロウロとして、下がる気配はまったくなかった。むしろ、少し上昇気味。

やれやれ・・・・ まぁ、仕込んだまま放置したポジションは、今どう足掻いてもどうにもならない。 後は運を天に任せるのみ。

なので、取り敢えず気を取り直して、次週である2021年9月限月のオプションを仕込むことにした。

21-09 C 29,250 48円 1枚
21-09 C 29,375 40円 1枚

21-09 P 28,000 66円 1枚
21-09 P 27,750 41円 1枚
21-09 P 27,625 34円 1枚

2021年9月3日(金) 運命のWeekly SQ日

果たして、寄付きはどうなったか・・・・

取引開始15分前から、日経先物・オプションの取引は始まる。
しかし、日経先物は下がる気配もなく横ばい状態。

えっ??

 ⑨「C 28,500売」x 1枚
が、ITMのままであることは、諦めていたものの、
 ⑩「C28,625売」x2枚
もやばいんじゃない??

ドキドキしながら、SQ値の結果を待った・・・・
これはもう、やばい状態かも・・・・

2021年9月第1週限月のSQ値は、28,612円60銭であった。

「C28,625売」x2枚 ギリセーフ!!
(いやいや、喜んでいる場合では・・・その前に瀕死の状態なんですけど・・・・)

SQによって、放置したこれら2つのコール売りオプションの損益は以下の通りだった。

 21-09 1W C 28,500 44円 1枚
   → (28,500 – 28,612.60 + 44) x 1,000 = -68,600の損失

 21-09 1W C 28,625 28円 2枚76,000円の利益

そしてそして、2021年9月第1週限月の最終損益は・・・・・

 

 

 

1,705,600円の損失であった。

 

 

これまでのオプションの状況は以下の通り。

ショックすぎて言葉にならない・・・
これまで、コツコツと積み上げてきた利益が、こんなにも一瞬で吹き飛んでしまうとは・・・
これが、オプション取引における、「売り」から入る恐ろしさか・・・・

しかし、本当の悲劇はここから始まることになる。

(つづく)

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