読書:一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

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成功している個人投資家の中には、巨額の資産を有している人がいる。cisさんもその一人である。
この様な人がどの様な考え方に基づいて投資をしているのか知りたくて、本書を手に取った。

YouTubeでお見かけする個人投資家のテスタさんもそうだが、ここまで資産を形成している方々は、ギャンブル経験があり、ファンダメンタル的な部分は見ずに、相場の流れ(需給)を見ながら期待値の高い方を選ぶという決断をしている。 そういう意味では、投資というよりも、麻雀やポーカーの様なゲームをしている感覚なのだろう。

cisさんは、駄菓子屋のくじ引きでゲーム性に目覚め、中学の頃にパチンコを経験し、高校ではパチプロとなり、人を使って胴元になるほど。もちろん麻雀も強い。 この経験で、投資の場でもリターンを最大化するためのリスクの取り方ができるのだと思う。

そして、思考を重ねて、仮説を考え抜き、「まだほとんど人が考えていないもので、明確なロジックがあるもの。 あるいは誰も指摘していないしロジックも不明だけど、経験則として明確な関連が認められるもの」をアイディアとして何十個かもっているらしい。

マーケットのことはマーケットでしか学べない。
本に書いてあるのは過去のことで、未来には役に立たない

第3章 勝つための一歩は場と自分を冷静に見ること

やはり、経験に裏打ちされたロジックは、真摯に相場に向き合った結果なのだろう。
その一方で、

トレーダーとして難しいのは、自分の理論を何度も否定していかなければならないことかもしれない

第3章 勝つための一歩は場と自分を冷静に見ること

とも言っている。 まさに試行錯誤の連続なのだろう。

多くの人は「安く買って高く売る」という発送でいるから、高いときは買いたくないと思ってしまう。
…..
確かに明らかなバブルはあるけれども、適正な価格なんて本質的に存在しない。 買った値段より高く売れれば儲かるから。 過去と比較して考えないほうが良い。

第3章 勝つための一歩は場と自分を冷静に見ること

やはり、自分で考える続けることが大事なのだと、思い知らされる。

cisさんの言う「知られていない攻略法が眠っているのが相場」という言葉を胸にいだき、楽しみながら相場に向き合っていきたいと思った。

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