2023年3月第1週限月の振り返り ~先走ったコール売りが悩ましかった件~

振り返り

今週はなんとか利益で着地できたが、間違えば損失になっていた週だった。
一番のネックが、前週に仕込んだ「C 27,750売」x2枚だった。

2/23 木曜日~2/24 金曜日 ~前週の仕込み~

ちょうどこの週は木曜日が祭日で、前のWeekly取引の取引最終日だったので、同日16時前の値洗いのタイミングで、「証拠金所要額」がリセットされる。(ただし、これは楽天証券の場合。 他の証券会社ではSQ日までリセットされないケースもある模様)
そこで、早々に翌週(3月第1週限月)の仕込みをしようと考えた。

レシオ・コール・スプレッドの仕込みを画策した。
水曜日(2/22)までの動きとしては下落方向にあり、上がる確率は低いだろうと思い、先ずはコール売を2枚入れた。

 ① 23-03-1W C 27,750 32円 2枚

その後、「C 27,500買」を指値したが、日経先物が上昇し、引っ掛からず。

金曜日には、更に日経平均が上昇したので、慌ててコール買を仕込んでリスクヘッジをした。

 ② 23-03-1W C 27,625 買  110円 1枚

しかし、また金曜日の夜間取引で下落し始めたので、早々に手仕舞いをした。

 ② 23-03-1W C 27,625 買  110円 1枚
  → 75円で手仕舞い (-35,000円の損失

そして、プット売りを仕込んだ。

 ③ 23-03-1W P 26,625 売  28円 1枚

2/27 月曜日 ~ここから揉み合いが続く~

日経平均は、27,300~27,400円程度で推移。
上昇するかと思いきや、一進一退の展開となったため、様子見することにした。

2/28 火曜日 ~まだまだ揉み合いが続く~

いよいよ日経平均が、27,500円も超えてくるようになった。

通常ならば、ここで「C 27,750売」をロールアップするのだが、いつもロールアップした後で日経平均が下落に転じ、ロールアップしなくても良かったパターンになることが多かったため、敢えて我慢をして、そのままポジションをキープすることにした。

3/1 水曜日 ~揉み合いは続くよどこまでも~

少し下がっては上がり、というまたまた揉み合いを続けていた。 ここまで来ると「C 27,750売」のオプションプレミアムも時間価値が剥がれ始め、利益になるようになっていた。

プット側は利確して、さらなる利益確保の為のロールアップすることにした。

 ③ 23-03-1W P 26,625 売  28円 1枚
   → 2円で利確(+26,000円の利益

 ④ 23-03-1W P 27,125 売  13円 1枚

3/2 木曜日 ~取引最終日: とりあえず現状ポジションで勝負する~

日経平均はジワ上がりしつつも、27,500円から離れなさそうな感触があった。

本当は、最後にプット売りをもう1枚仕込みたかったのだが、オプションプレミアムが枯れ枯れだったので、そのまま取引を終えることにした。

3/3 金曜日 ~Weekly SQ日 日経平均動く~

前日の夜から日経平均が上がり始めて、ATMが「C 27,750売」に肉薄してきた。
ドキドキしながら寄り付きを迎えた。

2023年3月第1週限月のWeekly SQ値は、27682.25円だった。

ギリギリセーフ!!

今週の損益は、+68,000円の利益だった。(手数料を引いて、+66,793円

まとめと考察

身から出たサビではあるが、今週は先んじて仕込んだ「P 27,750売」x 2枚 に右往左往させられた一週間だった。 なお、金曜日の日経平均 高騰が1日早ければ死んでいた。 プラスで終わられたことはラッキーな事だと思う。

実際の変動幅を見てみると、今週の変動幅は小さい。

2023年2月第4週限月
 WKLY高値 27,538.29円
 WKLY安値 27,046.08円
 振れ幅 492.21円

2023年3月第1週限月
 WKLY高値 27,683.26円
 WKLY安値 27,292.74円
 振れ幅 390.52円

となれば、やはり今回の敗因は仕込むタイミングであろう。
先週であれば金曜日、もしくは今週月曜日に仕込めば、もう少し楽な売りポジションを取ることができたと思われる。

しかし、仕込むタイミングは難しい。 これまでの様に変動しない週であれば、早めのまだオプションプレミアムが高いところを仕込む方が良いが、大きな変動が予想される場合は、極力残存期間が短いタイミングで仕込むほうが良いのだろう。

とは言え、それを判断するサインがほしいところだ。

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