今週は、木曜日が祭日という変則的な週である。 月曜日のブログでも書いたが、
今週のWeeklyオプション取引は、
11月2日(水) 11月第1週限月の取引最終日
11月3日(木) 祭日 (何も出来ない)
11月4日(金) 寄り付き付近で、Weekly SQ
という状態。
しかも、11月4日未明にFOMC発表があるという展開。
通常時ならば、FOMCでサプライズが有ったとしても、6時間耐えたらWeekly SQとなるので、売りポジションがある程度ATMから離れていれば、ITMになる可能性は低い。
ただ、今週は1日空白の時間が出来てしまう。 2日間連続して下落または上昇したら、ATMから離して仕込んだ売りポジションに引っかかる可能性もある。
その事もあり、今週月曜日には以下の事を考えた。
・FOMCを控え、日経平均(米国市場も含む)はレンジで揉み合うのではないかと思われる。
今週の戦略は如何に ~2022年11月第1週限月 月曜日(10/31)~
・となれば、少し狭めのショートストラングルを組んで、タイムディケイを活用し、取引終了間際で手仕舞う
そして火曜日、早速自分の戦略を反故にし、レシオ・コール・スプレッドを仕込んだ(汗)
今日水曜日、それでもどうしようか悩んだ。 FOMC発表の後の空白の1日は怖い。
月曜日に考えた通り、薄利でも(なんなら多少の損失でも)ポジションを手仕舞いしておくべきか・・・
しかし、取引最終日だと言うのに、そんなにオプションプレミアムがスカスカになっていない。 何故??
通常のWeeklyオプション取引における、オプションプレミアムの剥がれ方イメージは以下の通り。
通常、売りポジションを入れる時は、月曜日か火曜日にしている。 水曜日だと、ATMに近づけない限り、売り仕込みでそれなりの利益を享受できないからだ。
そして、今週は木曜日が祭日になるため、水曜日が取引最終日なのだが、オプションプレミアム減価のイメージは、以下のように思っていた。
売建玉のオプションプレミアムが、かなり剥がれ落ちていたら、利確手仕舞いしても良いとも思っていた。 しかし、実際は
という様に、通常の水曜日と同じ程度の減価具合であった。
よくよく考えてみれば、そりゃそうか。 オプションプレミアムは残存日数で考えるので、SQ日が金曜日である限り、残り2日分の時間価値がまだ上乗せされているということか。
それならば、手仕舞うのは止めてFOMCに立ち向かおうと決断した。(ちょっと無謀かもだが・・・)
感触的には日経平均は底堅いので、リスクがあるとすれば大幅に上ブレする場合。
そこで、コール売りを1つ利確し、強固なレシオ・コール・スプレッドに変えた。
② 22-11 1W C 28,125 売 37円 1枚 → 31円で利確(+6,000円の利益)
②を抜くことにより、レシオ・コール・スプレッドによる利益カーブがもっと急峻な立ち上がりとなった。 計算上、28,500円程度までは利益となる状態。
そして、レシオ・コール・スプレッドに引っかからない場合の、利益の底上げとしてプット売を追加した。 高いオプションプレミアムの権利行使価格で売り仕込みをすることも考えたが、それはそれでリスクがあると思い、最近の安値の少ししたの、「P 26,750売」を仕込むことにした。 ATMからの距離にして約900円。
⑤ 22-11 1W P 26,750 売 10円 2枚
最終的なポジションは以下の通り。
いざ勝負!
勇敢なる売りポジション達よ!
FOMCに向かって行ってらっしゃい!
不思議と心穏やかかな? 気分は灯籠流しの様。
ポジションをFOMCに向かって流していくような・・・
もちろん残酷な結果になる可能性もあるのだが。
因みに、損益カーブは以下の通り。
28,000円を超えて欲しい! でも、28,500円までは上がってほしくない!
(恐らく、FOMC発表に好感しても28,500円以上は行かないでしょうが。)
そして、サプライズであっても、26,750円以下にならないで欲しい!
11月第1週限月はもう終わっているので、何も出来ない。 ただ、待つのみ。
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